入社式で思ったこと

昨日は4/1、エイプリルフール。とはいっても、別に偽のニュースを流すつもりはない。
あれは、意外とセンスがいるので、正直に言うと、まだ試したことがない。いつかは試したい。
さて、話は戻るが、昨日は入社式に参加した。なんと入社する側という立場での参加だった。
この6年は迎える側でどんな話をしようかと考えていたが、今回は新人としてのスピーチだった。

入社したのは昨年11月だが、コロナもあり昨年の4月以降に入社した全員が対象だったのだ。
1社目は学校法人、2社目は戦コンと来て、今回のものづくり企業は3社目の入社式となった。
加工装置は大学の実習プラスαなので、少し肩身が狭い。早くメカニズムだけでも理解したい。
壊さないか心配でいっぱいだが、手で動かせる難易度の低い装置から触りたいと思っている。

20人を超えるスピーチがあった。国籍も性別も様々だ。多様性に満ち溢れている。
凄腕の加工職人になる人、価値の提案をする人。仲間を募る人。色々な道を歩んでいくと思う。
自分の番は最後だった。とりあえずの自己紹介はした。でもやりたいことの具体は話せなかった。
まだ野望が湧いてくる状況には到達できていないらしい。なんか悔しくなってきた。

現時点でやりたいことは、超精密の意味を肌でわかること。超精密が生み出す価値を理解すること。
そして、それらを使った道具、できれば幾つか使った道具を作ること。10個ぐらいは作ってみたい。
10年後には当たり前にみんなが使っている道具だ。超精密があるからこその道具だ。
ソフトの時代だと言われることも多い。でもハードとソフトは必ずセットだ。可能性は広がる。

数日前、「マイコンがわかった!」という40年前くらいの本に出会った。衝撃が走った。
今当たり前のことが予言のように書いてあった。しかも的中率はほぼ100%に思えた。
当時のマイコン性能を原理原則で理解した上で、100億倍の性能ならやれることを考えたのだろうか。
とはいえ、すごい構想力、妄想力だ。鍛え続けて少しでもこんな領域に踏み込んでみたいと思った。