いい時代。

24時間戦えますか。何十年か前の栄養ドリンクのCMだ。
ガムシャラに働くことが楽しかった時代だ。汗をかいていた。
自慢げに3日寝てない!労働時間の長さを競うことも多かった。
熱中してやりきった感に、ただ酔いしれていたような気もする。

当時は、情熱を大きな価値とみんなが感じていた。プロセスを重視していた。
トライした経験を通じて成長すること。成果よりも成長を重視していたのかもしれない。
大らかな感覚があったと思う。それまで築いてきた事業の収益に暗に頼っていたのだろう。
そんな環境の中で色々な人に育ててもらった。とてもありがたかった。いい時代だった。

今はどうだろう。情報は無尽蔵にある。結構すごい。ありすぎるぐらいだ。
世の中にないもの、あるもの、それを誰が持っているかが見つけられる。
故に、なんでも挑戦できる。でも、なぜか何をやるにしてもすぐに結果を求められる。
説明責任も付いて回る。そうなると、窮屈に感じて多くの人が挑戦に消極的になる。

説明しやすい、成果が見込める縮こまった改善に目がいく。
どこかで改善では足りないと分かっていても、創造に踏み出せない。
もったいない!その気があれば、誰とでも繋がれ、なんでも手に入る。要は動くかだ。
情熱を受け止める「情熱時代を懐かしむおじさん」もウジャウジャいる。応援したいのだ。

先の不透明な世界。誰もが不安だ。でも、この荒波を乗り切る方法はある。
それは同時かつ継続的に色々な挑戦に関わることだ。株式投資と同じだ。ポートフォリオだ。
自分から色々な挑戦に首を突っ込み、小さくてもいい自分らしい貢献をしていく。
ちょうど、副業も解禁になってきた。成果総量をあげるにはこんないい時代はないと思う。