適所適材で考える

適材適所と適所適材。
昔は適材適所が一般的だったと思う。
適所適材。最近耳にする。
でも、広辞苑には適所適材は載っていない。

適材適所とは、その会社に既にある数多くの仕事の中からその人にベストな仕事を選ぶこと。
人材が主語だ。こんな捉え方をしている。
大企業の場合、関係会社の仕事も検討の対象に入る。

一方で、適所適材では、人材ではなく、仕事が主語だ。
その仕事に、ベストな人を探してくるイメージだ。
もしくはベストな人材のミックスを探し出すイメージだ。
自社の人材でなくても良い。どこからでも良いので最高のチームを組成したい。

with コロナの時代、適所適材の意味合いは拡張しているように思う。
未来を切り開く構想を作ったり、それを実装したりすることが重要な仕事となる。
つまり、今までとは異なる仕事の定義から始まり、その仕事にベストな人材ミックスを選ぶ。
こんな意味合いが大事だ。

能力や経験の見える化が始まる。
人材が流動化して活躍の場を広げる時代が始まる。
特に、構想力や世界観の描写力、チームの触媒となれる力。障害突破力。
こうした力が注目されると思う。未来はチームで切り開こう。