積み重ね

きづき

ライフサイクル産業へ。

製造業はその名の通り、材料を加工して部品を作り、それらを組み立ててモノを作る。モノの性能や品質はもちろんのこと、デザインや耐久性など様々な要素を高め続けてきた。さらにモノが欲しい時に欲しい場所で使えるように、納期短縮を極めてきた。価格も頑張...
きづき

支えるが主体。

思えば大学の頃から変わらないような気がする。誰かを支えるのが好きだった。世界一を目指す教授と、その細かな指摘に困っていた学生との間に入っていた。学生は博士論文を書いている先輩だったが、かなり難儀をしていた。教授と先輩の間に入って、翻訳者とな...
俯瞰

大目的。

これまでプロジェクトという名の付くものをたくさんやってきた。何より重要なことは、大きな目的を明確に定義してそれを見失わないことだ。「なんとなくこうだ」ではだめで、必ず実現するものとして全員で共有することが大事だ。日々の活動の中で、その大目的...
きづき

成果を積み上げる。

2050年、カーボンニュートラル。なかなか挑戦的な目標だ。総力がいる。とはいえ、恐らく、多くの人がそんな簡単ではない。そんな気持ちを持っている。でも、地球の状態を考えると待ったなしなので、一歩一歩でも進めたいと思う。なかなか届かない目標に挑...
きづき

細部を磨いて加工する。

日本らしさを調べていたら、これこそ本質ではないかという記事を目にした。次世代に渡さなければならないのは「細部を磨いて加工する」日本人独特の感覚とあった。この言葉を見て最初に感じたのは、創意工夫に満ちた日本のものづくりだ。いわゆる町工場の凄腕...
出会い

職人の姿が目の前に。

昨日は珍しい博物館に伺った。文化財修復の匠が何人も常駐している博物館だ。ジャンルは仏像、書物、建物などかなり広範囲なものを対象にそれぞれの匠がいる。実際に工房があり、限られた時間であれば、その匠の技を間近でみることもできる。修復の前後を解説...
ゆとり

水耕栽培。

マンションの庭できゅうりとトマトを育てる。もう数十年も前にやっていた。朝起きるのが楽しみで、日に日に育っていくのをみるだけで、ワクワクした。ミニトマトなら簡単に育つ。もぎたてのトマトの香りはなかなか食欲をそそる。きゅうりは少し油断すると、ど...
モヤモヤ

磨き上げ。

以前であれば、この言葉を聞くと、「靴」や「車」などを思い出した。歩くのがとても早いので、どうしても靴をあちこちにぶつける。靴磨きが必要になる。意外と重労働で大変だが、プロの方の仕上がりには全くもって到達しない。でも、気づいたのはやはり高価で...
成長

効率と創造の共存

利益を増やしたい。そう思った時、手をつけやすいのは間違いなく効率化だ。現在の事業を見つめ直し、過剰なもの、無駄なものがないかを徹底的に考える。供給者として「良かれ」と思っていたものも、消費者には届いていないものもある。コスト費目毎に無駄をな...
モヤモヤ

思考の往復。

未知の世界を切り開くのは難しい。確かに前提が一つも持てない世界ならそう思う。でも、どんな新規事業であれ、新たな趣味であれ、実はかなりの前提の上に成立している。完成した姿を見ると、確かに新規性は存分に感じられても、それ以外は普通なものの組み合...
きづき

価値創出に向き合う

昔から「価値を起点に物事を考える」ということを心掛けている。それにより、「新たな価値を生み出す」というゴールに近づけると考えているからだ。仮に上手くいかなくても、常に価値を意識していれば、すぐにやり直せると思っている。価値に一直線に向かって...
妄想

ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)

アーティストが対話や討論、コミュニティへの参加や協同といった実践を行なう。美術館やギャラリーといったアートワールドの外に、どんどん染み出していく。作者および作品という概念を脱して、参加や対話そのものに美的価値を見出す。要するに、SEAは、土...
きづき

500きづき

2020年のコロナ序盤の頃に始めたブログも、今日で遂に500本になる。大型連休を除いて、平日の月曜日から金曜日まで書いてきた。なかなか感慨深い。30分以内に書き上げるのをルーティンとしてきたが、10分の時もあれば40分の時もあった。チェック...
きづき

壁はない⁈

自然の中で色々な発見がある。土の上のコンクリートを割って芽を出す植物。自分の体長とは比べ物にならない長さでくねくねと掘り続けたアリの巣。水が何年にも渡って滴り続け、硬い地面に開けた穴。途轍もない継続の力を感じる。その時、その一瞬を考えると、...
出会い

若い力

最近、20代、30代の若者と話す機会が増えている。それも強い意志のある若者だ。これまでも、いわゆる新卒といった若者とは数多く出会ってきたが、かなり異なる。少しやんちゃな若者や、特定の能力で尖っている若者だ。見ていて応援したくなる。こんな若者...
刺激

時間確定性

この時間から始まり、この時間で終わる。これが担保されるのが時間確定性だ。一つのイベントで、かつ十分なリソースがあれば、これはそんなに難しいことではない。多数のイベントが同時に行われる場合、一気に難しくなる。タスク同士がぶつかる。ある程度リソ...
きづき

対話と仲間の数

当たり前の話だが、新たな事業を生み出すにはかなりの苦労がいる。既にある事業をベースにするのであれば、新しい部分だけを考えればよい。幾つかの事業の組み合わせで新たな事業を作るなら、組み合わせの妙が肝だ。一方で、似ている既存事業が見当たらない場...
きづき

買い合う文化

お互いにプレゼント買い合う。「買い合う」を検索して出てきたTikTok内のフレーズだ。「プレゼント買い合う」なので、「を」が抜けている。最近の日本語の使い方なのだろうか。それ以外には、株を持ち合うを、株を買い合うと表現した例があるくらいだっ...
きづき

1歩1歩進む。

まだまだ完成度は試作品というレベルだが、木工旋盤で3つ目の作品を作った。1つ目は、直径20cmくらいの深めのお皿。とても形は気に入っている。ただ、仕上げ段階でのちょっとした油断で、縁が欠け、ヒビが入ってしまった。「キャッチ」だ。刃物がグサッ...
広がり

自分の物差しを持つ

何事を行う上でも大事にしていることは、自分の物差しを持つということだ。何を良しとするかの物差しだ。これを持つためには、必ず確認をしなければならないことがある。それは、何を目的にしているかだ。とても当たり前なことだが、これが意外と難しい。つい...