普通に仕事をしていても出会うことのない方に会う。これが結構楽しい。
仕事は違えど、共通の課題を抱えていたり、共感する部分も多く見つかる。
一方で、全く予想もしなかった反応や考えを聞くとワクワクしてくる。
特に、アーツと呼ばれる領域で活躍されている方との出会いはなかなか刺激的だ。
論理立てて話をされている部分はもちろんあるのだが、熱量がだいぶ異なる。
信じる何かを軸に、それを増幅させることをいかに実現するかを考えている気がする。
いまある「少しおかしな状態」を「本質的に正しい状態」へと変えていきたいのだ。
その際、空間を大事にしている。しかも時間の流れのある空間だ。記録のできないものだ。
空気感と言ってもいいだろう。その場に居て、五感で感じるものなのだと思う。
それがいかに人の心を豊かにするのか、清々しい気持ちにするのかを分かっている。
こうした空間や空気感を堪能できるシーンが日本にもっと増やしたいと思っているのだろう。
確かに、日々の暮らしの中で、そうした刺激に出会えたら心のリセットができそうだ。
定義にはよると思うが、アーツの世界には色々なジャンルがあると思う。
勝手な解釈だが、それらの多くが人の豊かさを追い求めているように感じる。
やり方やシーンは大きく異なるのだが、クラシック音楽も宗教も引いてみると同じだ。
人の心を打つもの、人の心の緊張を解くものは、どんな方法であれつながっているのだ。
そうなると、別ジャンルのアーツを組み合わせてみたくなる。相乗効果を生みたい。
でも、手法論はそれぞれ違うし、互いの手法論への理解があるわけでもない。
であれば、実現したい本質をしっかりと共有して、やり方は問わないのが良さそうだ。
異なる手法が幾つか集まり、それが相乗効果を発揮する。驚きのあるシーンが生まれると思う。