目的は何だろう。

世の中には色々な働き方がある。昭和の時代はがむしゃらが当たり前だった。
考え抜かれた戦略を実行するというより、戦略は素早く決め、あとは熱量でやり抜くという感じだ。
色々なところで失敗もあったが、会社の成長、社会の成長がそれらを打ち消した。
色々な歪みも抱えながら、何とかバランスをとっていたような気がする。

令和の時代、ベンチャーやスタートアップと呼ばれる人々が増えてきたと思う。
構想を掲げて、ピッチをして、人や資金を調達しながら、上場を目指している。
一つのサービスを試してうまくいかなかった。ピポットして素早く次を狙う。
そんな臨機応変さを持つところもある。一つサービスに拘りつつけるところもある。

どの時代にも、決めたことをしっかりとやり切る人。やり方を見守り正す人。
そもそもの戦略や構想を作るリーダー、それぞれの領域の専門家など様々な役割があった。
どんな役割を担うかは、人それぞれだが、こうした人たちの力が組み合わさり成果が生まれた。
それぞれの時代で異なるのは、どんな目的が多かったか。ここではないかと感じている。

プロダクトアウトからマーケットイン。だいぶ以前から言われ続けてきたことだ。
供給者が良いと思うものから、ターゲットとする消費者が良いと思うものへの流れだ。
最近では社会に貢献できるかが焦点になっている。自社と顧客ではなく、社会という視野だ。
さらには、社会が存続するには健全な地球環境が必要だ。人々全員の義務として存在する。

一方で、資本主義は、変容しているとはいえ、会社という組織単位での収益が基本だ。
故に、顧客がどのくらい満足して対価をどのくらい払ったが重要となる。コストは低い方がいい。
社会とか地球といった視野とは不整合が生じる。収益に余裕がある会社だけがコストとして対応する。
地球と社会に優しい商品やサービスだけが流通する社会。抜本的に立ち位置を改める方法論がいる。