普段はどこにいるかわからず、飛び回っている。そんな不思議な会社員がたまにいる。
特命を担っているのかどうかは定かではないが、かなりの裁量を持って動いているようだ。
そうした人は、大企業に所属しているにも関わらず、とても自由で魅力的だ。
会社の枠にとらわれずに、様々な人との出会いがあるようで会うたびに魅力が増す。
つい最近もその一人にお会いしたのだが、とても不思議なセッティングだった。はじまりは2ヶ月前。
この日に九州に来れる？この二人とご飯を食べるから来てください。そんな感じだ。
当時予定をみると、次の朝は早朝に飛行機だが、なんとか駆けつけられる。即答した。
ではお願いー、と連絡が来て開催が決まった。かなりの弾丸出張となるが躊躇はなかった。
お二方とも以前ご飯をご一緒したことがある。でもなぜこの人と一緒にくるかは？だったはずだ。
でも、当日は快く迎えてくれた。逆に企画した不思議な会社員は初めて合うというのだ。
ある会社の役員二人なのでまさかと思ったが、この会社員だったら全然あり得ると納得した。
普通であれば、緊張する対象なのに、出会ったその時から大事なお友達のような感覚でいる。
しかも、役員のお二人にも何の違和感もない。改めてこの会社員の持つ魅力を再認識した。
会食中、自虐ネタも挟む。私には被害者の会があると。こうして巻き込まれた人々の集まりだ。
そのネットワークは日本にとどまらず、海外にも広がる。官民学、どこにでもあるようだ。
自然体でただいるだけなのかもしれないが、日々広がっているのだろう。なんとも凄い。
この会社員とは、ほぼ仕事の話をしたことがない。食事の場でもめんどくさい話は出てこない。
ポジティブな人間関係の話が多い。こんなこと、あんなことで楽しんだという会話だ。
あ、そういえば仕事の愚痴を聞いたこともない。ないわけではないだろうが全ての話は楽しい話だ。
そんな自由気ままな会社員だが、常に誰かが支えている人がいる。その一人になるように頑張ろう。