雪。

ここ数年、雪に出くわすことが多くなった。気候変動が進んでいるのだろうか。
でも、そういえば、数十年前にも東京で雪が何日も降っていたような気がする。
大きく積もることは無かったとは思うが、あまり濡れない雪を楽しんでいた。
その雪に刺激され、スキーにも出かけた。雪はなんとなく楽しい思い出だ。

最近の雪のニュースは、高速道路や電車の中で、閉じ込められたという話題が多い。
その度に、自然の力はとても強く、人間の作った文明など簡単に混乱されると感じる。
これだけ技術革新が進んでいても、自然の力には到底敵わないのだ。
自然の力が大きくなっているのか、混乱が以前より大きくなっているようにすら感じる。

地球が悲鳴を上げていて、猛威を奮っている。これも間違いなく大きな要因だろう。
他には、人の慣れもあるように思える。当たり前に便利な状況に慣れすぎているのだ。
多少の雪なら普段通り問題なく利用できるだろう。そんな甘えがあるのかもしれない。
人の危機発見能力が少しずつ衰えているのだ。これは注意しないといけないだろう。

そもそも雪に触れたことが少ない人が増えているのかもしれない。
スノボもスキーも人口が明らかに減少した。雪がどれだけ滑るのかの体感がない人がいる。
車も一緒だ。雪を雨とさほど変わらないと意識している人もいるのかもしれない。
スキー場に向かう道中で、チェーンを装着する経験があるかないかで準備や対処が異なるだろう。

海や川での水遊び。山でのキャンプファイヤー。こういった自然との触れ合いも大きく減った。
手触りがないことをわからないでいるケースが多いのだと思う。自然は楽しく、でも危なくもある。
最近の雪の中で、もっと自然に手触りをもたないといけないと感じている。
普段から積極的に触れる。その中で自然の有り難みと楽しさ、そして怖さをしっかりと学びたい。