飲料のサプライチェーン。

日本中、あちこちにある自動販売機。ボタンを押せば美味しいジュースが飲める。
とても便利な世の中になった。でも飲める飲料の種類は意外と偏っている。
おそらく、自販機に飲料を補充するネットワークに採用されるかで決まる。
たまに、安売りの自販機があるが、これは店主が独自に品揃えをしてそうだ。

定価、もしくは安売りの自販機はあるが、高額な飲料を売る自販機はあまりない。
そうしたレアものは、いわゆる高級スーパーで売られている。高いがかなり旨い。
果汁であれば絞ったまま、濃縮還元ではない。美味しい果物の産地からの直送だ。
自販機と異なり、家で飲むことを前提として、大容量の容器に入ったものも多い。

いずれにせよ、自販機、スーパー、コンビニにいけば、どんな飲料だって手に入る。
ましてや、ネット通販を使えば、何千何万種類の飲料を手にすることができる。
ただ、ここで問題なのが、容器だ。小分けにされた飲料が飲まれた分、空き容器が生まれる。
リサイクルなどの仕組みも整ってはきたものの、大半の容器はゴミとなって捨てられてしまう。

サプライチェーンを抜本的に変える必要がある。自販機は大型にしてカップレスにしたい。
自販機への各種飲料の補充は、標準容器の交換、もしくは自販機内容器への補充で行う。
飲料のラインナップは、エリア内の飲料別の販売量やリクエストなどを加味して行う。
消費者は、マイカップを持って、自販機にセットして飲料を購入することになる。

流通量の限られる産直の特別な飲料については、特別な自販機で売るか、リサイクルボトルだ。
場合によっては、自販機が動いても面白い。スマホに好みを登録しておけば、お知らせが届く。
あ、忘れていた。マイボトルを洗う場所も必要だ。水が沢山必要になる。循環浄化の仕組みが必要だ。
全体を俯瞰したら今よりどれだけ地球に優しいだろうか。飲料流通以外にもいくらでもあるはずだ。