ガレージハウス

19歳で車を手にして以来、車は生活の中で欠くことのできない存在だ。
かなり行動範囲が広がった。時間を問わず、どこにでも行くことができた。
それだけではない。移動の道具を超えた魅力があった。持つことの嬉しさがあった。
洗車をする楽しさやアクセサリーを買う楽しさがあった。自分色に染めた。

でも、一番好きなのは気分転換のため走るという使い方だ。気の向くままに走る。
空いている道を選んでスイスイ進むと、スムーズに物事が回っていく感覚になる。
個室空間の中で、好きな音楽に合わせて歌う。自分一人のステージになる。
やはり、気兼ねなく声を出せるのは凄くいい。1-2時間も走るとスッキリする。

こんな生活を長く続けてきたが、これからは新たな挑戦をしてみたいと思う。
車のある生活の領域を少し広げていく。それには基地が必要だ。ガレージハウスだ。
モビリティはたくさん揃える。低速の電動ボードやバイク、自転車やドローンも置く。
自作のモビリティも置く。できたらそれらを試せる場所も欲しい。テストコースだ。

四輪車はもちろん今までどおり相棒だ。時には、他のモビリティを運ぶ道具にもなる。
スポーツカー、旧車、走破性があり荷物が運べる車。用途に応じて持ちたい。
二輪車は、街乗りとツーリング用の2台。やはり爽快感はオープンカーをも超える。
でも、操るのが難しい。いつまで経っても乗りこなせないので、終わりがない。

まずは場所選びからだ。テストコースを持つなら街から離れた少し広めの土地が必要だ。
あ、単なる遊び場ではなく、交流の場、ビジネスの場にもしたい。アクセス性もいる。
少し離れていてもそこに訪れたくなる魅力がいる。これはなかなか大変だ。
時間を掛けて少しずつ構想を練る。ものづくりもテーマに加えて作っていこうと思う。