生きた情報発信

いざ情報発信をしようと思った時、具体的になにをやるのがいいかはかなり悩む。
これまでもホームページやカタログ、パンフレットなどで色々な情報を紹介してきた。
確かに、一定の成果はあったが、ファンづくりなど持続的な成果には届いていない。
新たなイベントなど目新しい内容があれば目を引くが、これも単発的になる。

その土地の見どころについての史実などは至る所に載っている。検索すればすぐ分かる。
少し検索が上手ければ、お勧めのルートやその感想なども瞬時に見つけられる。
場合によっては、たくさんの写真をみることで、そこに行かなくても行った気にもなれる。
もちろん、全体の風景やその場所の雰囲気や匂いなどは無理だが、結構楽しい。

では、更なる賑わいの創出には、どんな情報発信を強化すれば良いのだろう。
生み出したい姿は、その土地のファンが増えている状態。移住者が増えてもいい。
もっと知りたくなって、何度でも来る。その土地に根付いて自ら探求したくなる。
そんな感じだ。そうなると、テーマがいる。探求したくなるテーマだ。

とはいえ、歴史学者でもない限り、過去の話を紐解くだけではつまらない。
過去の話、その土地に起きてきたことを土台に、今の生活に活きる気づきが必要だ。
そうした気づきを自ら実践していくことで、生活が豊かになってくれれば最高だ。
折り合いをつけるのが上手い土地。生き物と共に生きるのが上手い土地。色々ある。

情報発信は、そうした土地土地のテーマをしっかりと持つことが重要だと思う。
そうすれば、その土地の至る所にあるそのテーマの具体例を幾つでも紹介することができる。
毎日、1つずつ紹介しても決してなくならないと思う。テーマに因んだ解釈を綴っていく。
過去のものから、現在進行形のものまでが対象だ。生きるための沢山のヒントが得られると思う。