地球と対話を始める

都心では珍しくなった大雪。何十年も前は、毎年5回くらいは積もる雪が降っていた気がする。
子供の頃などは、雪が降ると大はしゃぎで、雪だるまを作ったり、雪合戦をしたりした。
今朝は東京では路面凍結の注意喚起がされている。久しぶりの状況に細心の注意が必要だ。
ゆとりを持って、早め早めの行動を取ろうと思う。数日前からオミクロン株の猛威も始まった。

雪合戦は、雪が少ないのと共に、キケンを理由になくなっていったような気がする。
コロナは世界中で感染者が瞬く間に広がる。服装や振る舞いの新たな常識を作り出す。
脱炭素やゴミの削減、異常気象もある。意識を色々なところに向けなければならないので大変だ。
でも、こうして振り返ってみると、自然環境も含めて世の中がかなり変化したのがわかる。

地球には人間はもちろん、様々な生物が属する生態系があって、日々小さな変化を続けてきた。
生態系には自己修復能力もあるので、ある程度までは負荷がかかっても問題ない。
でも、ある閾値を超えると、雪崩のような変化が起きたり、生物そのものが変化して生き残りを図る。
放射線などによる生物の突然変異などもある。なんとかバランスを保つように頑張っているのだ。

でもいよいよ地球が辛くなってきたということだろうか。地球だけではない、人もそうだろうか。
どこか社会がギスギスしている。地球の生態系と同期して悲鳴をあげているような気もする。
そうした状況を変えるべく、SDGsやESGが生まれた。多くの国々で取り組みを進めている。
地球に優しい気持ちになることで、人への優しさや思いやりの大事さを改めて感じているのだ。

今の社会は、誰かが作った管理された場所で、同じ日常を繰り返す。なんでも便利に買える日常だ。
人の生態系だけ、地球から独立させようと試みてきたのかもしれない。悪いことではない。
でも、度を超えると無理が生じるのだと思う。そのためには、地球に向き合わないといけない。
様々なニュースが簡単に手に入る時代だ。自分のものさしを持って、地球を感じる癖をつけてみたい。