子供世代に豊かな日本

昨日、ある大手自動車部品メーカーがトランスフォーメーション会社を新たに設立した。
自動車部品製造の枠を超え、新規事業開発に積極的に取り組むための基盤となる。
きづきアーキテクトの志「新事業の量産」と重なる目的を持った会社だ。ワクワクする。
嬉しいことに、社外取締役として深く関わっていくことになった。とても楽しみだ。

掲げた目的は、子供世代に豊かな日本を残すこと。日本の未来を能動的に作っていくこと。
そのために事業の新陳代謝による新たな価値創造へのチャレンジを行なっていく。
そのチャレンジに必要なフィールドとしてのトランスフォーメーション会社というわけだ。
小さな挑戦から始めて、少しずつ大きな挑戦にも進んでいきたいと思う。仲間の輪を広げていく。

新会社の役員は二人ともとにかくオープンで元気だ。社内外に仲間や応援者がたくさんいる。
常日頃からたくさんの人に会って話し、刺激を受け、刺激を与え続けているのだろう。素晴らしい。
色々なひとから熱量をもらう中で、自然と視野が広がり、頭の中に多様性をもっているようだ。
故に、一つに集中してしまうのではなく、並行してたくさんの事を楽しみながら進められそうだ。

豊かな日本を作るために一番大事なのは、誰かが頑張ることではない。それでは日本にはならない。
日本の誰もが頑張る、いや楽しむことだと思う。新設した会社はその触媒になれたらいいと思う。
社内の若者、周りの若者をいつの間にか巻き込み、得意技の組み合わせで新たな価値を生み出す。
小さな求心力のある活動を生み出し、それが飛び火して別の何かが生まれる。そんな循環を作りたい。

さあ、新たな会社の旅が始まる。一定の収益基盤と経営基盤を整えることも忘れずに進んでいきたい。
安心して自由に進んでいくための要件のようなものだと思う。余裕やゆとりがあると大きく違う。
たくさんの種を撒きながら、仲間をどんどん増やしながら、足元と未来を同時に作っていく。
両利きの経営。バランスや多様性を大事にしながら、一歩一歩進んでいきたいと考えている。