向き不向き

趣味と聞かれると。。。やはり車。
運転するのが好きだし、景色が変わるのも好きだ。
音楽を大音量で流しながら歌う。こんなこともしている。
同じ運転でもバイクは、運転に一生懸命すぎてまだまだ味わえない。

そういえば、車とバイクでは経験年数や総走行距離が全く違う。
バイクに乗っているときは緊張している。自然ではない。車はだいぶ手足になっている。
最近、車はサーキット走行なるものも体験した。開放感と爽快感がある。
でも、緊張感も半端ない。クーラーを入れても汗ばむ。手足から程遠くなった。

同じレースに参加している人との技量の差は明らかだった。次元が違うと言っていい。
自分のペースでは走れない。前ではなく、後ろばかりが気になる。
追い抜かれるべく道を開けようと頑張ると、走行ラインを見失いさらに遅くなる。
車が好きという言葉は何処かに行ったかのようだ。

車は自分に合っている。向いている。こう思っていた。
ふと気づく。向き不向きは相対的なものかもしれない。
ある壁を乗り越えたら、周りの人と同じくらいできたら向いていると感じる。
でも、土俵が変わると、周りが変わると突然、向いてないと感じてしまう。

何回か耐久レースをやった。少しずつ余裕が出てきた。
周りをみる余裕、楽しもうという気持ち、そして仲間やメカニックへの感謝。
相変わらずタイムは上がらない。リタイヤの台数だけ順位があがる感じ。
でも、自分の中の何かが変わった。挑戦を楽しんでいる。不向きは挑戦の始まりだと思った。