小さい頃、夢を尋ねられた時、医者でも弁護士でもなんでも答えられた。
もちろん、当時医者や弁護士の仕事の中身はほとんど分かっていなかった。
でも、なんらかしかのイメージがあり、単純に憧れていたのだと思う。
そもそも周囲に医者と弁護士がいたということもあったと思う。
年齢が上がるにつれて、色々な知識がついてくる。給料や仕事内容の情報だ。
出来れば給料が良い方がいい。仕事の内容は社会や周囲の人に役に立てること。
でも高校生くらいからは、人の脳やその進化などにも興味を持つようになった。
そのつながりか、人を育てるというテーマも明らかに気になり始めたのだ。
やりたい事がたくさんあると、日々の流れが異常に早くなる。すぐに過ぎ去る。
なにかをやると、その何かから発見があり、次の興味が湧いてくる。繰り返しだ。
もちろん、壁にぶち当たることもある。がっかりして落ち込むこともある。
でも、別のやりたい事があると、切り替わりも早い。次の挑戦が始まる。
では、やりたい事はどうやって生まれてくるのだろうか。一番は興味だと思う。
この先には何があるのだろうか。幼い頃は、もっと知りたいだったように思う。
社会人になると、突き詰めることで何を生み出す事ができるのだろうかに変化した。
調べても分からない明確なゴールのない世界の探究へと移っていったと思う。
一方で、生み出す事の難易度は急速に高まった。誰かが生み出したものはすぐに伝わる。
異国の地で生み出されたものですら、すぐに伝わり、ゴールのあるものになる。
成し遂げるために掛かるお金も増大した。お金のない人は諦める選択をしはじめたのだ。
この辺りでリセットしたい。小さい夢、新しい事を大事に自信をつけながら進むのがいいと思う。