営業。

色々な形の営業がある。例えばテレアポ。売りたい商品が明確な場合に使う。
事前にトークマニュアルを作り、Q&Aも準備する。そして、片っ端から電話する。
あまり経験はないが、粘り時と引き時の判別がとても大事なのだと思う。
とにかくアポイントを取ることが目標なので、その目標に照らして時間を使う。

紹介という営業スタイルもある。誰かが持つネットワークを活用するものだ。
この場合、相手のことを知っている人が仲介するので、ある程度の当たりがつく。
この人だったら興味を持ちそうだ。こうすればより反応するだろう。
そんな読みをした上で、提案書に仕立てる。ほぼ間違いなく話は聞いてくれるだろう。

もっと地道なものは、色々な人と話しながら接点を拡大していく。
要は自分でネットワークをつくるのだ。がっつかず自分の価値を伝えていく。
こちらに幅広い対応力が必要だが、地道に積み上げていくものはかなり強力だ。
直接の信頼関係が構築されるので、一緒に仕事がしてみたいと感じてくれるのだ。

このパターンは時間が掛かるのがネックだが、良いところは口コミにつながることだ。
あの人に相談してみたらと、先方の社内ネットワークで紹介の輪が広がっていく。
そうなるとまるで御用聞なのだが、こちら側に信頼できる仲間がいると対応できたりする。
そうなるとさらに口コミが増え、どんどん相談が舞い込む。営業いらずのモードになる。

というか、もはや営業ではなく、仲間を増やすことで対応範囲を広げるライフワークになる。
最初は信頼されていたのは小さな自分だが、次第にバックにすごい仲間がいる自分になる。
ふと気づく。仕事の目標は世の中に新しい価値をたくさん生むことだったはずだ。
仲間の力を結集すればなんでも乗り越えられるし、素早く乗り越えられる。実践あるのみだ。