凄い勢いで突き破ること。突破にはそんな意味がある。とても好きな言葉だ。
壁を突き破る。これを達成するには当たり前だがかなりの勢いが必要になる。
壁に向かって走っていき、肩越しにぶつかるか、足で蹴るか。そんな感じだろう。
壁の素材にもよるが、全力でぶつかればなんとか破ることが出来ると思う。
壁には物理的なものだけではなく、難関という壁もある。これにも勢いがいる。
難関というだけに、そんじょそこらのアタックでは突破することはできない。
これまでの人が試みたことのないような独創的で強力なアタックがいる。
もしくは、小さな攻撃を一点に集中してやり続けるというアプローチだ。
前者では最初、何が効くか分からない。よく観察して難関が難関たるメカニズムを捉える。
その壁の強さを構成しているものは何で、どのように強度を出しているのか。
壁の構造的な弱点は何か。そんなことを考えていく。別の方法もある。
こちら側の威力を高める工夫だ。これは瞬時になんとかできるレベルは限られる。
いずれにせよ、乗り越えるための賢い道を考えるのと、威力を高めるのを同時に進める。
色々なアナロジーを使う。別の分野で実証されていることで使えるものを探すのだ。
ある程度準備整ったら一気に勝負をかける。一瞬で突破できたかの結果が分かる。
おそらく、1度目で成功する確率は低い。故に2度目は1度目の教訓を生かして挑んでいく。
後者は破るために必要な基本動作を徹底的に続けるという考え方だ。
これはとにかく奇策ではなく、地道に地道に進んでいく感じだ。これには忍耐力がいる。
私自身は、どちらかといえば前者で挑むタイプだ。でも後者をやることも多い。
前者で挑んでも突破できない時だ。繰り返し挑む中で探りを入れて突破の勘所を見極めるのだ。