100万の来訪者。

街に魅力的な目的地がいくつもできて、沢山の来訪者がやってきたとする。
人の来訪は、経済を動かす大きな力になるので、街を大きく変えるはずだ。
交通インフラはもちろん、エネルギーインフラも含めて考え直す必要がある。
街の人口が数万から10万程度であれば、その影響度はとてつもないだろう。

100万人の来訪者を想定した場合、土日には5000人程くることになるだろうか。
それだけで50万人だ。平日は1日2000人程という計算になる。なかなかの数だ。
数え方にもよるが、日帰りではなく、宿泊をするとなると、滞在人数はさらに増える。
ピーク時に1万人くらいを覚悟する必要がある。朝夕の交通は凄まじいだろう。

おそらく、今までのインフラではまったく足りないだろう。車は道に溢れる。
電車であれば増便は可能だが、街の中の移動には使えないのでどうしようもない。
パーソナルモビリティの出番だろう。さらに、車は街のはずれで駐車してもらいたい。
止めてパーソナルモビリティに乗り換えるのだ。そうすれば安全に移動できる。

とはいえ、住民もいるので、完全に車を締め出すわけにもいかない。違う道が必要だ。
海沿いであれば、海路を使ってみたい。桟橋&ライドの仕組みを導入したくなる。
船で海岸に多数設置した桟橋を回る。好きなところで降りて、パーソナルモビリティに乗る。
こうすれば、陸路の渋滞を緩和できる。もう少ししたら空路も試してみたい。ドローンだ。

この空域はドローンに乗って良い。そんな場所を作ると更なる分散ができる。陸海空だ。
さらに、陸海空で移動中の景色や寄り道をうまく演出すればエキサイティング新たな体験になる。
つまり、目的地への移動自体を目的にすることができるのだ。ぜひ挑戦してみたい。
あ、さらに来訪者が増えてしまうかも。うれしい悲鳴だ。さあ、新たな世界を描いていこう。