繋いで繋がる

人と人を繋ぐのが大好き。能力と能力が出会い、新たな展開を見るのが楽しい。
そんな思いを持った人が世の中にはたくさんいる。新たな未来を切り拓きたいのだ。
先日も色々な人を繋いでいるという人に出会った。熱量を内に秘める魅力的な人だった。
とても努力家で、色々なことに好奇心を持っていた。自分でも突き詰めるのが好きそうだ。

繋ぐのが好きな人は、簡単にジャンルを超える。異なるジャンルの化学反応を生み出す。
しかも、そのジャンルでの一流の人同士を繋いでしまうという特技がある。
繋ぐたびに、繋げる人が鼠算的に増える。組み合わせの数は鰻登りだ。
繋いだ人の繋がりまで探索すれば、見つけられないジャンルなど殆どないレベルだ。

こうした人は、この人はヤバい、面白いといった何か直感のようなモノが鋭いのだと思う。
そのヤバいものを伝える能力にも長けている。興味が湧く表現でくすぐってくる。
こんなメカニズムで、繋がりが増え、いわゆる「世間は狭い」という状態が生まれる。
信頼が信頼を呼び、物事が段違いのスピードで進んでいく。こうなったら面白くてしょうがない。

私自身も繋ぐことに喜びを感じる人種だ。繋げば面白いことが量産できる気がしている。
10年くらい前までは、心のどこかで守秘義務なるものでブレーキがかかることはあった。
でも最近は、大きな目標を共有して、知恵を出し合う方が圧倒的に上手くいくと確信している。
ただ、誰がどれだけの割合で収益を得るかなど、ある意味面倒なことが起きることもある。

しかし、目標に向けた沢山の取り組みが並行していると、成し遂げることの方こそが大事になる。
個々の取り組みでどれだけ儲けるかなど、細かい話に思えてくるのだ。沢山成し遂げさえすればいい。
次第に誰もが、儲けることより、成し遂げることに夢中になる。こうなってきたらこの繋がりは無敵だ。
いつのまにか、関わる誰もが収益を享受することになる。もっと日本にこんな状態を作っていきたい。