知識。

世の中にはたくさんの知識がある。分野の数など無限と言って良いと思う。
幾つかの近しい分野の知識を常にアップデートしていけば専門家になる。
そうした分野の知識が必要なときにとても頼もしい存在だ。有り難い。
とはいえ、広範囲な分野に亘る仕事を進める場合は、専門家を探すことも難しくなる。

分野は固定的なのだろうか。もちろん、変わらない分野もあるがそうでないのもある。
分野を跨いで知識を融合すれば新しい分野ができる可能性があるからだ。
実際、日々とてつもない数の分野が新しく生まれているのだと思う。
その中で生き残るのはわずかかもしれないが、ほとんどカオスと言って良い状況だ。

では専門家はどう知識をアップデートしているのだろうか。幾つか方法があると思う。
まずは専門家同士のコミュニティだ。これは生の課題などが得られる貴重なものだ。
もちろん、日々のニュースは関連するものが上手く集まってくるような工夫をする。
特定のWebの回遊、キーワード検索などを使っているはずだ。頭が下がる。

専門家の想いはどんなものだろうか。自分の持つ知識を使って欲しい。役に立ちたい。
別の専門家と議論をして、更に知見を高めたいと考えているのも間違いない。
そうした人がたくさん生まれて、繋がれるようになるのが理想かもしれない。
そしてプロデューサタイプの人が沢山の専門家の知識を上手く活用できれば革新が起こせる。

今の時代、役割分担が大事だ。知識をまとめる人、知識を組み合わせて活用する人。
それぞれの役割を全うすれば豊かな社会を生み出せると思う。間違いない。
一つだけ願いがあるとしたら、知識をまとめる人の中から活用する人が増えて欲しいことだ。
そうすれば、豊かな社会へのトライアルが増えると思う。これが理想だ。