最初はとても簡単なことしかできなかった。これは猫である。そんな感じだ。
それですら、猫を認識したのではなく、猫の特徴を捉えてその特徴を持っているものと認識した。
そのものが猫であると、人間が教えたというわけだ。なかなか手間が掛かるのがAIだった。
まあ、そりゃそうかもしれない。人間の赤ちゃんも一つずつ地道に覚えていくのだから。
AIは一度覚えたら、一度決めたこれらの特徴を持つものは猫だとしたものは忘れない。
常に正確にそれを実行する。コピペすれば場所が離れていようが数が幾つあろうが対応できる。
体調とか、今日は調子が悪いとかいった人間ではあるあるの状態は生まれない。
ただ、職人的な高度な見極めは、まだAIでは見極めの確率で職人に敵わないことが多いと思う。
最近のChatGPT。赤ちゃんが徐々に覚える数十年の過程を早回しして実施できる感じだ。
メモリやCPUを増やせば増やしただけ、脳のキャパシティが上がるので大量学習を加速できる。
世の中に学問や趣味の分野がどれだけあるかはわからないが、すべてを兼ね備えることもできる。
いくつかの分野に特化したAIを作ることもできるだろう。組み合わせたい分野に強いAIもできる。
人間が試したいことを考えて、AIが豊富な知識をもとに、それが当たり前のことなのか見てくれる。
当たり前のことでないならば、どんなことが起きそうかを洗い出すこともできると思う。
あ、人間はアイディアを直感で考える人もいる。降臨する感じの導き方だ。他には条件だしがある。
こういった条件に当てはまるアイディアが良いアイディアという感覚だ。後者はAIが得意だろう。
前者の降臨はAIでできるのかは正直よくわかない。後者の条件の当てはめは問題なくできると思う。
でも、後者でも条件出しは降臨に近いことかもしれない。いずれにせよAIは進化したものだ。
別に悲観的ではないが、人間の脳もシンプルな構造の組み合わせで感情や思考が生まれている。
AIもシンプルなメカニズムを大量に組み合わせ、畳み込んだものだ。もっと近づくに違いない。