能力活用を促す。

文化施設、教育機関、様々な組織で、寄付という活動が行われている。
もちろん、応援したい気持ちを表したい気持ちがあるので寄付することはある。
お金が不足して、活動が立ち行かない。そうなっては困るとは感じている。
でも、大きな金額を寄付する、しかも色々な組織に寄付することは中々難しい。

ではどうしたら良いだろうか。試してみたいのはお金をもらうではなく、稼ぐだ。
稼ぐということは、何かの商品やサービスを提供してその対価をもらうことだ。
時間を使ってもいいし、何か物を提供しても良い。お金を払う側の嬉しいことをする。
どんな活動をしていても、隙間時間や価値はあるけど不必要なものは存在すると思う。

隙間時間があるなら、その時間の中で、自らの持つ能力をお金に変えることを考える。
例えば、役者。本番以外の時はもちろん練習がある。でも、必ず隙間時間はあるはずだ。
それならば、その役者の持つ能力を使いやすい形で表現することから始める。
こんなメニューがあると広く発信する。そうすればそれを使いたいという人が出てくるはずだ。

メニューは一つだと寂しい。役者の能力も人によって異なるから、色々なメニューを作る。
どのメニューのニーズが高いかを見極めながら、メニューのスクラップアンドビルドを行う。
人気のメニューはおそらく、寄付の何十倍もお金を産んでくれると思う。価値があるからだ。
物にも可能性がある。例えば、役者が舞台で使った物をファンは欲しがるに違いない。

定期的にオークションでもすれば、かなり面白いことになる。しかも捨てる物なら原価は0円だ。
少し頭を使って、色々な人が価値と思える、もしくは使いたいと思えるメニューを作る。
その際、隙間時間やあり物を活用する。そうすれば低コストかつ自らの手で売上を生むことができる。
寄付も大事だ。でも寄付とは違う「役にたつ」でお金を稼ぐ。これも並行してやっていきたい。