モビリティを売る

世の中では、クルマ未満のモビリティが沢山生まれている。とても多様だ。
デザイン性の優れたもの、実用性が高いもの、機能に特徴があるものなど様々だ。
ただ、クルマ未満だと言っても、自転車並みの値段で販売できるわけでもない。
数十万から、物によっては100万円を優に超えてしまうモビリティもある。

そんな中で、しっかりと開発費を回収して、収益を上げていくには工夫が必要だ。
なるべく早く売上を上げる。限定、少量産、そして量産とステップを踏みたい。
では、どんな計画を立てたらよいだろうか。初期の段階は製品も完成途上だ。
よって、第一段階は共に、開発もしくは宣伝を行ってくれる人への販売がいい。

実際に製品を使ってみて、良いところと悪いところを洗い出してもらう。
楽しく、クールに活用しているシーンをSNSなどで発信してもらう。
実際に、研究開発拠点に招いて、そこで議論に入ってもらっても良いかもしれない。
そうすれば、臨場感たっぷりの投稿が拡散する。ガジェット好きの心は虜だ。

このあたりまでは100台限定などの販売かもしれない。買い手は様々な人だ。
モビリティ好き、挑戦を応援したい人、ガジェット好き、実際のターゲットの人などだ。
全体の中で、実際にモビリティの効能を真に実感する人の割合はまだ少ないと思う。
でも、多様な視点で様々なインプットが得られると共に、素早く売上につなげられる。

まずは1台での販売に目が行きがちだが、やはり複数台の同時販売にも着手したい。
種類を作って、組み合わせで、追加の価値を沢山生み出すというアプローチだ。
多数台を操るソフトウェアも必要だ。少し大掛かりになるが単価はあがっていく。
最初は使い方を生み出すフェーズ。次第に、使い方を売るフェーズに進んでいく。楽しみだ。