ワーケーション

東京と京都の二拠点での活動を始めてもう2年くらいになる。色々分かってきた。
人は周りの環境で気持ちが大きく変わる。京都は空が広く山が見えると清々しい。
そのあとに感じる東京は、なんとも便利だ。あとは、夜景が綺麗だ。
先日、30階くらいに住む方の家に行ったが、小さな光の群れに圧倒された。

ベランダに出てみると、思わず足がすくむほどの風景だった。とても刺激になる。
コンクリートを使ってよくぞこんな高い建物をたくさん立てたものだと人の力に感心する。
一方で、京都では数百年以上も前の建物が現役だ。機械も少ない時によく作ったものだ。
細部には精巧な彫り物や装飾がある。人の織りなす匠の技の素晴らしさに感動する。

もちろん、日々、寺社仏閣に出向いているわけではないが、常に囲まれている感覚がある。
特にオフィスの近くには平安神宮の大きな鳥居があり、その先の本殿も遠くに見ることができる。
見えないパワーを受け取っている気がする。そうしたパワーを持って東京にいく。
そして、無数のものが交錯する東京の多様性を受け止めて、これもまた力にしていく。

今度は、いわゆるワーケーションに挑戦したいと思う。とはいえ、休みを増やすわけではない。
別のパワーを求めて、場所を変えてみる。別の場所で仕事をしてみることに挑戦する。
いまはwifiと電源があれば、どこでも仕事ができる。なんとも便利になったものだ。
まずは、暖かいところ。そして独自の食があるところでやってみたい。独特な街の匂いも感じてみる。

仕事の中身としては、まずは執筆活動からだ。これまではお風呂での執筆が多かった。
集中できるという理由からだ。でも、狭い閉じた空間での執筆は少し内容が心配になる。
自然の中で、大らかな気持ちで一気に書き切るということをやってみる。移動の時間は構想づくりだ。
もしかしたら、バケーションになるかもしれない。あとの日程が心配になるが、柔軟に進めていく。