コールドプレスジュース

果物や野菜を使った新しいジュースに出会った。まだ飲めていないが無性に飲みたくなった。
コールドプレスジュース。スムージーとの違いは繊維質が無いことと熱がかかっていないこと。
素材を生のまま、強い圧力をかけて、素材の持っている水分だけを絞り出すジュースだ。
不溶性の繊維質を分離して、完全な液体状態のジュースだけが体内に染み入り、身体に優しい。

一方、スムージーは、ミキサーを使って果物や野菜を細かく砕いて、牛乳などとブレンドして作る。
素材を丸ごと使うので、繊維質もしっかり摂れて、手軽に健康感と満足感が欲しい場合に良いという。
食物繊維は、消化にエネルギーを使うものの、腸内環境の整備や便秘の解消に効く。
これまでスムージーすら飲む習慣があまりなかったが、こうしたメカニズムを聞くとなるほどと思う。

身体が疲れているときは、コールドプレスジュース。腸を整えたい時はスムージーというわけだ。
改めて人の創意工夫の凄さを感じる。果物や野菜には、目的に応じた食べ方があるのだ。
果物や野菜にどんなものが含まれるか。それぞれのものは人の身体にどんな効果があるか。
さらには、目的のものを人の身体の目的の場所までうまく届けるためにはどうすれば良いか。

ビタミンなどの栄養素は熱に弱い。であれば、熱を加えずに抽出する方法はないだろうか。
それを体内に取り込むために使うエネルギーはゼロにしたい。液体にして消化という行為をなくす。
腸の調子を整えるには、適切な腸の運動が必要になる。消化しにくい繊維質が運動を促す。
適度な運動になるためにちょうどいいサイズの繊維質が欲しくなる。細かく砕けばいい。

こんなことを考えていたら、自分で2つのジュースを作ってみたくなった。飲んで試したい。
どのくらいの圧力で絞ると身体に染み入りやすいか、どのくらい細かく砕くと腸が整いやすいか。
あ、野菜や果物も厳選したくなった。無農薬で採れたて。うーむ。土選びも関係あるか。
こだわり始めると止まらない。自然の恵みと向き合って、健康な毎日を過ごしていきたい。