ワクワクする

まず一番最初に思い浮かぶのは、未体験のことを頭の中で妄想している時だ。
「こーなるのかな、あーなるのかな」とワクワクが止まらない。「ワク」は湧くか?
「次々に妄想が湧いてくる」みたいな感じだろうか。少し古いが「未知との遭遇」だ。
映画が始まると、ずーっと、何が出てくるのか、どうなるのかな、頭がフル回転だった。

車の世界。モーターショーは未発表の新車に布がかぶっていてワクワクが止まらなかった。
どんなデザインか、どんな色か、内装はどんな感じか、どんな機能が新しく付いたのか。
綺麗な女性が傍にいると、自然とその新車に更なる憧れを抱いた。「いつかは欲しいな」だ。
国内外のメーカーが渾身の新車を沢山発表するシーンは、いまでも目に焼き付いている。

前回のモーターショーは少し趣が違った。もちろん新車の発表もあったが、全く異なる刺激があった。
例えば、車版のキッザニア。子供が整備士などの職業を体験できた。ドローンの編隊飛行もあった。
パーソナルモビリティ、マイクロモビリティの提案もあった。モビリティ社会の姿が見えてきた。
モビリティと接点のある様々なシーンを繋いで、参加・体験してもらうことが目的だったと思う。

「ワクワク」で大変なのは、一度経験したものは予想がつき、なかなかワクワクしないことだ。
車のデザインや機能は長い期間に亘ってワクワクを創り出すことができた。斬新が生み出せた。
ただ、最近はその難易度が上がっているのは間違いない。既にある車の種類が増えすぎたからだ。
故に、ワクワクにはこれまでにない斬新な移動、斬新な使い方、斬新な合体・変形などが必要だ。

ここまでは車が主語だ。車と触れた時に人が感じるワクワクだった。もう1つのワクワクがある。
人を主語にしたワクワクだ。自らの創意工夫でモビリティを活用した商品やサービスを考える。
自分の考えた商品やサービスを誰が買って、どんな笑顔を見せてくれるかにワクワクする。
モーターショーに行くと、商売の種が見つかる。創意工夫したくなる。これも面白そうだ。