間接照明

家具を買い替えなくても、間接照明を使うだけで部屋の雰囲気をガラリと変えられる。
光源からの直接光を使用せず、壁面・天井面などで反射させて照らすものだ。
包まれるような美しい光のグラデーションのある癒やしの空間が生み出せる。
空間に加えたものは、照明だけ。でもその効果はてき面。空間への愛着が増大する。

照明には電球色、昼白色、昼光色などがある。赤味がかった白から青味がかった白がある。
最初は字が読める、生活ができるかが照明の役割だった。照度があることが大事だった
そのうち、色で暖かみやクールさを表すようになった。空間にいる人の気持ちを意識した。
間接照明に至っては、センスの良さを見せるという役割もできた。自慢できる家の演出だ。

我が家にも背の低いもの、背の高いものなど大小5つくらいのランプスタンドがある。
傘の色は、緑、オレンジ、白、黒と様々だ。シーリングライトを付けずに使うこともある。
明るい場所と暗い場所のメリハリがあると、落ち着いた雰囲気を醸し出してくれる。
夜が更けていくにつれて、ランプスタンドのスイッチを1つ2つと消していくイメージだ。

光によって、充実した睡眠に向けた準備をしているんだと思う。なかなか効果がある。
光が豊かな生活を形作るレシピになっている。センス次第だがもっと工夫ができると思う。
あっ、普段の会社生活の中では何が間接照明に成り得るだろうか。すごく興味がある。
ちょっとしたことを追加するだけで、その場の魅力や成果を劇的に高めるものだ。

下手だが、まず思いつくのが挨拶だ。仕事内容とは無関係だが、リズム感を生める挨拶だ。
次に思うのは明らかに常識が異なる人との出会いだ。日常の当たり前から解放してくれる。
もう1つは、想いのこもった仕事、丁寧な仕事に対する感謝の言葉だ。次への活力になる。
ほんのひと工夫、ひと演出でその場の人の力を出し切る。もっと日常の間接照明を探したい。