曖昧な物事の進め方

丸投げ。こんな感じで上手くやっといて!会社では良くある話だと思う。
お題は大体、今までやったことがない感じのもの。なので何がゴールかも今ひとつ分からない。
言われた方は、しばらくの間、何をすべきか分からず、放心状態のこともある。
でも、何もやらないわけにはいかず、とりあえず動き始めるはずだ。

動きには2つのパターンがある。その時思いついたことを取り敢えずやっちゃうパターン。
それから、何をすべきかを周囲に聞きながら、周囲の総意に近いことを探すパターンがある。
上司への報告パターンにも2つある。
次の日には進捗を伝えるパターンとある程度形になるまで報告はしないパターンだ。

既に気づいたかもしれない。動き方で大きく生産性が異なる。
一番最悪なパターンは、周囲の総意を探しながら、実質的には動かず、報告もしないパターンだ。
まだ報告するものがないからある意味合理的だが、これではゴールとして目指すべきものはずっと曖昧だ。
逆に一番良いのは、とにかく小さく動いてみること。そして、それに対してフィードバックをもらうこと。

多くの場合、お題を出した方もゴールの具体的なイメージを持たないことも多い。
実際、受けた側からの質問や動き、予想しないアイディアでゴールのイメージを作っていく。
ずるい!という声が聞こえそうだが、目指したい本質はぶれていないと思っている。
さらには、具体を自分が決めてしまうと、発想が広がらないとも考えている。

やはり、物事を成し遂げるには、特に、新しい物事で曖昧であればあるほど、叩き台が必要だ。
その叩き台は自由に作れる。というより、自由に作ることが楽しいし、実は求められている。
そうした自由に作った叩き台があると、それが集まると化学反応が起こる。
日々のお題。化学反応を起こしてやる!こんな野望を持って楽しむ余裕を持ちたい。