共に存在して共に栄える。好きな言葉だ。
似た言葉にWin-Winがある。でも意味合いがだいぶ違って感じる。
Win-Winはプロジェクトや仕事の成果で、お互いに利益を得る状態を追求すること。
極端に言うと、ある特定の仕事で不公平感なく利益を分配することに近いと感じる。
一方、共存共栄には、現在から将来にわたる持続性を感じる。
サステイナブルに街が其々の人が繁栄しているイメージだ。みんなが幸せ。そんな状態だ。
もちろん難易度は高い。そして波及効果をある程度読みながらも創発を促す仕掛けがいる。
物を作って、物を売る。それの使い方は買った人次第とは、明らかに異なる。
モノからコトへ。これともつながる概念だ。コトは使うシーンを思い描くことから始まる。
そして、そのシーンはどこで、そこには誰がいて、そのモノを使う人とどんな関係にあるのか。
シーンはどのくらいあるのか。全ては読み切れないが、妄想力を働かせて懸命に考える。
身近な現場ではここでそのモノを使ったらどうなるかも考えてみる。創発を促す仕組みも考える。
そのモノを使うと見ている周りも楽しくなる。自分もやりたいという人も出て来る。
それをコンテストにして盛り上げようとしたり、それを教える人が出て来たり。
街づくりに活用したり、健康増進の道具として毎日使うものに仕立てたり。
広がりが生まれると、価値の総量が大きくなり、色々な人がその価値の一部を担える。
モノがあったら、それが活躍する場所を少しずつ増やす。単に数だけでなくバリエーションも増やす。
そうすると、色々な能力のある人の力が必要になる。色々な人が役割を持つ。
すると、今までにない会話が生まれて、化学反応が起き始める。ポジティブなスパイラルだ。
1つのシーンを思い描き、そのシーンの賑わいや登場人物を増やすアイディアを考える。妄想は無限大だ。