量産と集中。

50代を越えたあたりから、生き方を考えることが増えてきた。
何を目指すか、何を成し遂げるか。今のままでいいのか。
そんなことを考える頻度が多くなっている。今に違和感があるのだ。
ワークにもライフにもどこかに消えない違和感があるみたいだ。

賑わいや新規事業の量産。これがここ10年くらいに目指していることだ。
できるだけ多くの創造に関わり、一つでも多くの新たな価値を作る。
手伝う立場はもちろん、自分自身でも新たな価値を作ろうとトライしている。
お陰様で色々な出会いに恵まれたこともあり、トライする機会は多くある。

量産を試みることには意味も感じている。新たな価値への手触りが持ててきた。
分野が違ってもそれは有効で、分野が違うからこそ、面白いシナジーも効く。
俯瞰力を持って見通すことで、突破力、持続力にも貢献できると感じている。
とはいえ、成し遂げた感がまだまだ足りないのも感じている。達成感は低い。

一つのことに全力を注いだらどうなるのだろうか。そんな思いが頭に浮かぶ。
では何をやるんだ。直ぐに別の人格が問いかける。でも直ぐに通り過ぎる。
次の価値創出の為に頭を回さないと間に合わなくなるからだ。追いかけられている。
直ぐに次に集中して、追いかけられていることすら楽しみに変えていく。

頭の中は嵐が吹き荒れている感じだ。常にアンテナが立っていて送受信している。
世の中にインパクトを生み出すにはスケールがいる。一人では到底無理だ。
故に仲間とやる。志の合う仲間と、なるべく多くの仲間と未来を切り開く。
量産か集中か。永遠に答えが出そうにない。でも集中を一度は試したいと思う。