ホテル選び。

仕事柄、あちこちに出向いている。以前は海外も多かったが、最近は国内だ。
やはり仕事となると、一番に来るのは利便性だ。駅から近いことが優先される。
もう一つはチェックインとチェックアウトの時間だ。なるべく早く、なるべく遅くだ。
清掃の時間がどんどん短くなるので大変だと思うがリモート会議を考えると嬉しい。

意外と気になるのが机の有無と高さだ。低い机は首にくるので避けておきたい。
あとはなんと言っても大事なのがバスタブだ。お湯に浸かれるかどうかで次の日が変わる。
湯船に10分入ると、ふーっと疲れが抜けていくのが分かる。欠かせないものだ。
海外ではシャワーのみが結構ある。そこに二泊となるとかなりがっかりだったのを覚えている。

欲を言えば、洗い場があり、洗面台やトイレは浴室の外にあると嬉しい。
最近は、ビジネスホテルでもそういう部屋が増えているような気もする。
あと、入浴剤を置いてあるホテルもある。これはなかなか嬉しい。お風呂効果が2割増す。
価格は1万円前後の部屋に泊まる。ただ、同じホテルが突然倍になるので要注意だ。

少しゆとりのある時は、敢えてラグジュアリーのホテルに泊まることもある。
世の中で評価されているホテルがどんな空間とサービスを提供しているか体験したいからだ。
エントランスをくぐると、天井が高い空間が広がる。煌びやかもあるが落ち着きの方が好みだ。
とにかく設えがよく、上品な趣きに包まれると、心が落ち着いてくるのが分かる。

地方に出張する際は、なるべく温泉のある場所に宿を取る。まあ風呂好きというところだ。
ただ、大浴場はあまり好きではない。お風呂は自らの集中リセットの時間だからだと思う。
ああ、振り返ると仕事抜きの宿泊はかなり少なかったように思う。ホテルを満喫できていない。
来年は評判の良いホテルを事前に予約をして、豊かな滞在を試みてみたいと考えている。