スタートアップ企業には志と意志がある。自らの情熱をかけ続ける上での原動力だ。
今ない世界を生み出したい。そんな強い想いをもっていることが多いと思う。
そこには課題意識があり、なんとかその課題を解消した世界を生み出したいのだ。
多くの場合、乗り越えるのが困難な壁が幾重にも重なる。茨の道というわけだ。
日々、壁にぶつかる。話も聞いてくれない。それどころかバカにされる。
そんな経験を何度したとしても、心の奥底にある志と意志がぶれない。
起業家とはそんな人たちだ。間違ったことはしてない。今の常識と違うだけだ。
人々の視野が広がれば、人々にゆとりが生まれれば、新たな常識を求めたくなると信じている。
常識とは、当たり前にやられていること。振り返れば昔の常識と今の常識は異なる。
リモート会議など、昔はできなかった。画像がリアルタイムに動くことは予想できなかった。
テレビ中継をだれでも始められる世界が生まれたのだ。会議は対面という常識は変化した。
コロナで外出禁止になったら、瞬く間にそれが広まった。要は自律的な変化を興すきっかけがいる。
なにかしらの原体験があると、志と意志を持つに至る。それを貫くには勇気がいる。
今の常識に沿った方が楽だ。誰かとぶつかることなどない。そんな道も間違いなくある。
でも、今の世界をじっくりと観察していたら、やっぱり間違っていない。新たな世界がいる。
そんな風に思ってしまうのではないだろうか。その気持ちに素直になることが大事だと思う。
1人で貫くのは大変だ。ならば、仲間を見つければいい。1人や2人、5人10人。簡単に見つかると思う。
仲間と新たな世界の役割を分担して懸命に進めば、幾重の壁も乗り越えられる。
新たな世界への道のりの中で、迷うこともある。でも羅針盤は志と意志だ。それに立ち返ればいい。
出発点がどこであれ、継続は力なりだ。直ぐにその道の第一人者になれる。いやならくてはいけない。