なぜかVR空間で使う三次元お絵描きソフトのことを考えている。久しぶりにゴーグルも被ってみた。
勿論、自分で作品を創ろうというわけではないが、イメージを掴みたくてひっぱり出してみた。
VR空間上に人の手で描く絵に、動きを加えて、機械的でない、優しい動画を作りたいのだ。
コンピュータグラフィックスではなく、あくまでも人が描いた絵に動きを加えたい。
ある世界的なVRアーティスの動画は、驚きの連続だ。新作に常に新しい技法が盛り込まれている。
まずは基本だが、龍を描く場合、その龍を描くプロセスを早送り動画として見せることが可能だ。
しかも、描いている本人がVR空間に合成され、コントローラを操る姿が同時に見える動画だ。
龍自体は動かないが、躍動的なタッチで、輝きや炎をはくエフェクト付きなので、動きがある。
龍に近づいたり、周りを歩き回ることもできる。カメラを持ち込み動きのある映像を撮っていける。
幾つかの空間で構成された作品も多い。別の空間への移動は、壁にある窓や掛け軸等を通っていく。
窓をくぐり抜けると、空間ががらっと変わる。ストーリーは繋がっているが、まるで瞬間移動だ。
しかも移動の際は身体の大きさすら変わる気がする。そんな小さいところを抜けちゃうのと感じる。
固定された3Dの物体をたくさん創り、それらを幾つかの空間にコンセプトを持たせて並べる。
各空間では、其々の物体の周りを自在にみて回れる。近づけば大きくなる。作品自体に圧倒される。
空間同士は、特別な道でつながり、くぐり抜ける事ができ、抜ける時は大きさの概念が変わる。
VRでもARでも可能だ。すべてが刺激的で魅了される。現実世界では決して生み出せない体験だ。
今、働く機械の動画を作ろうとしている。 機械の一連の動きを、VRの表現にも加えたい。
材料を機械に入れるシーン、加工されて出てきた製品を取り出すシーン。カメラワークで魅せる。
機械の動きを4コマで並べて見せる。加工ステップ毎に機械を描き、それらを瞬時に入れ替える。
なかなかアイディアは浮かばない。でも改めて思う。やりたいことを妄想するのは楽しい!