新たな価値を生もうとする時、突然その価値が頭に浮かぶ人もいると思う。
神の啓示とは言わないが、それに近い感覚でやる人だ。そんなに多くない気がする。
多くの場合、既にあるものから何かしらのヒントを得て、考え始めることが多いだろう。
この商品はこの部分が使い難い。これをこう直したら多くの人が欲しくなる。
その際、直そうとする部分についても、何かしらを参考にしている場合が多い。
別の商品で上手くいっていることを捉えて、あんな感じにしたいとなる。
他にも、あれとあれが一緒になったら良い。そんなこともたくさん起きてきた。
その結果、どんどん多様なものができ、思いついたものがもうある場合も増えたと思う。
ではどうしたら新たな価値が生めるだろうか。キーワードは遠距離発想法だ。
人の知識はどうしてもある興味のある分野に限られる。チームでやっても同様だ。
無意識に知っていることの中から何かと何かを組みわせてものを考えていると思う。
なので、遠距離発想法を実践するには、異分野の人との対話が重要となる。
異分野は、今まで交わったことのない分野の人と捉えてもいい。未知の人だ。
そんな人の会話ができれば、今までになかった組合せの武器が手に入るというわけだ。
へーそれは面白い。これと掛け合わせたらなかなかのものができると思う。
新たな気づきを得て、意気揚々と新しい価値を作ることになる。これが必要だと思う。
まあ、これまで交わったことがないというのは、気が合わないからという考え方もある。
でも、意外と一つの価値を作ろうとすれば、意気投合できる可能性もあると思う。
出だしのコミュニケーションにリスペクトを持って、ぜひやってみて欲しいと思う。
これまでは異分野には触れてこなかった。故に可能性は無限に広がると思う。