活力。

とんでもない暑さの夏がようやく終わろうとしている。だいぶ楽になった。
とはいえ、今年の夏は本当に体力と精神力を蝕んでいたように思う。
何をやるにもエンジンがかかりにくく、頭の回りもとても重かった。
考えが纏まる速度が明らかに低下して、切れ味がなくなるのが分かった。

でも、どこかの漫画ではないが、「プロとして」という言葉は常に頭にあった。
自分が追い求めたい基準を下げる事なく、常にその基準を目指す努力をした。
とはいえ、上手くいかない確率も高まった。タイミングがずれることもあった。
それでも、心身をあるレベルから落とさずに、なんとか乗り切ったように思える。

なぜできたか。今やっている仕事はすべて、志のある人と進めているからだ。
その人達の存在が結局、力の源だと思う。なんとか貢献したい。そんな気持ちだ。
その人達に共通して言えることは、社会に新たな活力を生もうとしている点だ。
競争ではなく、共創を目指している。自前ですべてやろうとしていない。

それだけではない。何気なく声を掛けてくれる人達がいる。用事はない。
どんなレーダーがあるのか知らないが、なんとなく状況が分かるのだと思う。
そんな人達の間ではすぐにこちらの状況が筒抜けになる。心配をかけてしまうのだ。
これがもう一つの活力だ。ぜんぜん元気。そんな感じになる。仲間はとても良い。

プロとして、高次元でありたい姿を追い続ける。やはりとても茨の道だと思う。
でも、これからも高い志を持って、凝り固まる事なく、柔軟なありたい姿を追い続ける。
そういう姿を温かく見守ってくれる人、一緒に戦ってくれる人、色々な人がいる。
世の中、何が正解かは分からないが、意思を持って、豊かな社会を追い求めて行きたいと思う。