以前に比べて、実現したい目標に社会を主語にしたものが多くなっていると思う。
うちの会社はこの商品を拡販したい。市場で過半数のシェアを握りたい。
一昔前まで、こうした目標が大部分を占めていたが、少しずつ変わっていると実感する。
賑わいを生み出したい。経済を活性化したい。大企業の目標にもなりつつある。
こうした大きな目標を実現するには、幾つか重要なポイントがあると感じている。
目標は、一企業の枠を遙かに超えているため、関係者がたくさんいるということだ。
社会には色々な立場の人がいるので当たり前だ。いわゆる多様性の真っ只中だ。
但し、今まではあまり交わりのない多様性だ。ここに交わりを持たせることが大事だ。
どうやるか。突然、交わっていこうと言ってもなかなかできるものではないと思う。
そこで、大きな目標の中身と、それが達成できることの素晴らしさを考えてみる。
出来るわけがないと感じることもある。少しでも達成できたらいいなと思えたらそれでいい。
総論賛成。大きな目標自体に少なくとも違和感のない状態を生み出すようにする。
次は、それぞれこれまで培ってきたことを活かして、大きな目標に役立つことを探す。
新しいことをやるのではなく、少し目標を見据えて味付けするだけで良いことに気づいてもらう。
それだけで、周りの人がやっていることと重なりが出てくることを実感してもらう。
これまでは、関係のなかった人との交わりが生まれる。その人の能力を改めて感じる。
ここまで来ると、少しだけ総論賛成に加えて各論自由の感覚が分かるようになる。
各論反対から各論自由もありかもと、それぞれの人に任せることができるようになる。
それぞれの人は自らの得意技を使って、大きな目標に役立つことの嬉しさを感じられる。
元気玉な感じだ。多様性が大きな目標を軸に交わるのだ。こんな世界を広めていきたい。