トランスフォーム。形態や外見などを変えること。能動的にやる時に使う。
当たり前だが、どう変わりたいのかをしっかりと見定めることが重要だ。
もちろん、迷うポイントも幾つかあるが、選択肢を作ってベストを検証すればいい。
要はこんな姿になりたい。ここにはこういう選択肢がある。それを見据えて始める。
ただ、読み通りにいかないこともある。そうした場合にはアジャイルが必要だ。
変わろうとしていた先の姿が間違っていた。どの選択肢もうまく機能しなかった。
そんな時は、瞬時に代替案が必要だ。こういう姿にすればいい。この選択肢を追加しよう。
前線に出て、走りながら手を動かし、必死に考えていれば、自ずと道が見えてくる。
こうしたトランスフォーム後の姿を描くのは、やはり構想力を持った人だと思う。
多くは俯瞰力がある論理的な思考ができる人だ。でも、往々にして頭でっかちになりがちだ。
そこで必要になるのが、具体を知り尽くす現場の人たちだ。でも単純に話を聞けば問題の洪水だ。
変わることへの抵抗がない人に、もしこうしたらどうなる。この問いをぶつけていくことが大事だ。
もう一人呼びたくなる。小人使いだ。人に任せていたことのデジタルへの置き換えが得意な人だ。
人海戦術でもやれなかったことはAIに、揺らぎなくきっちりとやってもらう。
徹底的に無駄を省き、人にも地球にも優しくなる。データを使って新たな嬉しさも作る。
提供側の能力を高めてもいいし、需要側の満足を高めてもよいだろう。考えれば色々ある。
ここまでで少なくとも3種類の人が必要だった。まずは構想を描く人。本来のコンサルタントの役割だ。
次に具体を熟知するオペレーションのスペシャリスト。但し、挑戦が好きな人がいい。
最後は、小人使い、様々なデジタル技術をみんなが手足のように使えるよう組み上げるひとだ。
やはりトランスフォームには組み合わせが不可欠だ。更なる組み合わせでインパクトを生み出したい。