プレゼンテーション。

講演をする場合、仕事の提案をする場合、仲間を集める場合。色々な機会でプレゼンをする。
通常、パワーポイントでのプレゼンが多いが、平均すると1枚を1.5分で話していると思う。
言葉の多いスライドや、大事なコンセプトを話すスライドには時間を使うことが多い。
逆に、写真や絵がメインのスライドでは、30秒もかけずにポイントだけ話していく。

プレゼンには調子の良い時と悪い時がある。話す相手との対話が出来ている時は上手くいく。
プレゼンの最中にも、聞き手とのアイコンタクト的なものが生まれ、反応が伝わってくる。
メモを取るケースでは、何が響いたかが見えてくる。それに応じて、話の味付けを変える。
あの人は、質問や名刺交換の時に話してみたいな。そんな感覚すら生まれてくる。

逆に、人数が多すぎる時、相手が遠い時、相手の反応が見えない時は、上手くいかない。
話しながら、何に興味を持っているのかを考えてしまう。プレゼンとは別の回路が動き始める。
バランスが崩れると、プレゼン自体の力が弱くなり始める。まあ、なかなか難しい。
残念な気持ちになりながら、プレゼンを終える。結局、プレゼンではなく、対話をしたいのだ。

ただ、自分では上手くいかなかったと思うプレゼンも、全く別の結果が生まれることもある。
特に、リモート講演で起こることが多い。先日も講演後のアンケートを見て驚いた。
5段階だったが、大変満足と満足が8-9割で、やや不満、不満と答えた人がいない状況だった。
自分では本当に役に立ったのかなと、かなり不安だったが、別に討議会設定の依頼まできた。

振り返ると、確かにこの講演は、事例が豊富だったことがある。旬なものも多かった。
でも、満足の要因は、話したかったこと、伝えたかったことをしっかりと伝えたからかもしれない。
リモートなので、相手の表情は読み取れない。雰囲気もわからない。だから一方通行だった。
対話型のプレゼンが好きだが、考え抜いた一方通行もいいのかもしれない。今日もプレゼンだ。