唯一の運動。歩くことは健康を維持するために最も大事なことだと考えていた。
テニスや野球など、それなりに興味のあるものは他にもあるが、コートが必要だ。
一人だとできないし、時間の制約を受けるようになる。故に、なんとなく諦めていた。
そんな中、日々必要な移動で歩く、しかも高速で歩くという習慣が生まれたのだった。
時速は6-7kmくらいだ。周りの人達よりも確実に早い。どんどん追い抜いていくことになる。
実は別の楽しみもある。正面や横から来る人、追い抜く人の動きを見極めることだ。
見極めて、ぶつからないように、自然に進んでいくためのルートを見つけるのが楽しい。
いわゆる状況判断だ。健康によく、頭の体操にもなる。速く歩くことにはご利益があった。
ただ、問題もあった。靴がどんどんすり減っていくことだ。1足を履き続けたら1年ももたない。
5足くらいの靴を持って、毎日違う靴を履いて、靴の寿命を伸ばす努力をしてきた。
どのくらい効果があったかはわからないが、良い習慣にはなった。買い物も楽しかった。
でも、最近左足の親指が靴に当たるようになった気がした。あるスニーカーで顕著だった。
よくよく自分の足を観察してみると、なんと外反母趾だ!細身な靴だと当たるというわけだ。
まだ大事には至るほどではないが、負担を少なくし「綺麗に歩こう」と頭に浮かんだ。
コンクリートの硬い地面を、靴がどんどん減るほどに高速で歩行する。足への負担は凄い。
改めて認識した。そういえば、足の運びが巻いているようで、ジーンズに巻き癖がつく。
ゆっくり綺麗に歩く。まずは足の運びから改めて調べてみたいと思う。癖を見てもらっても良い。
歩く場所もできれば変えたい。土や柔らかなアスファルトなど、少し探してみたいと思う。
それならば、久しぶりに違うスポーツをやることも考えよう。テニスをやってみようと思う。
幸いにも最近、テニスを教えてくれそうな友人を見つけた。新たな健康方法を確立したい。