ラジコンカー。昔は良く遊んだ。専用コースを走るステアリングのないミニ四駆もある。
プロポと呼ばれるコントローラで、操作とその量を電波に変えて発信する。
車についている受信機で駆動用やステアリング用のモーターを動かす。
発信機と受信機の間に電波を遮る障害物がなければ操作が可能だ。基本は目視だ。
ドローン。これも原理は同じだ。違うのは目視ではなく、ドローンに積んだカメラで見ること。
目視とは明らかに視野が変わり、まるでドローンに乗ったような感覚で操る。
飛ぶだけに、スピードが早く難易度はぐっと上がる。
ドローンで渓谷を空撮した動画は迫力がある。とても遠隔操作とは思えない。
車の運転。T型フォードから始まり、スピード、正確性、乗り心地など急速に進化した。
市販車で時速300kmを超える速度を出せる車もある。
人々は信号など交通ルールを守りながら、目視で逐次状況を判断しながら安全に走行している。
初心者でなければ、初めての道でも問題なく運転が可能だ。人の能力は凄いと思う。
自動運転は、これからの車の技術の中でも最も期待されている技術だ。
既に人の入ってこない閉鎖空間、固定ルートなどでの実用化が始まっている。
でもご承知の通り、熟練者による運転と比べると、通れない道が多すぎる。
人の持つ状況把握の柔軟性、説明し難い危険察知能力。AIも追い越すには大変だ。
自動運転のAIやセンサーの能力が上がれば間違いなく通れない道路状況は減っていく。
でも自動運転に使う3D地図などを日本の隅々まで揃えたりするには莫大なお金がかかる。
やはり、遠隔操作も使うのが良い気がする。人が離れたところからカメラを通して運転する。
遠隔ネイティブのドライバーを沢山育てて、対話の楽しめる移動を演出したい。