仙人と山姥。

先週末は素敵な出会いがあった。大きな志に向かって突き進んできた方々だ。
覚悟とか、腹の座り方がまったく違うのだと思う。常に未来を見据えている。
明確に、こうなりたいという未来があり、試しながら進んでいるように思う。
同じ志に活きることを、同時並行にたくさんやっている。無限の活力のように感じる。

冒頭の仙人と山姥は出会った夫婦のことだ。どうやら公の場でそう名乗っているらしい。
確かに仙人の風貌はそんな感じがする。でも山姥はまったくそんな風には見えない。
まあ、仮に激怒することがあれば山姥になるのかもしれないが、片鱗も感じない。
でも、話を聞いていると、これまで本質的でない規則にダメ出し続けた過去があるらしい。

そんな時の姿も見てみたいが、おそらく冷静にあり得ないと言っているだけだと思う。
感情的になって怒るより、もっと本質を大事にしようよと、叱っているのだろう。
お二方とも70代のようだが、まったくそんな気配がない。エネルギーに満ち溢れている。
正直、こんなことができるようになりたいと思った。それだけ輝いて見えた。

圧倒的な熱量で突き進むと、周囲からは距離を置かれることも多かったと思う。
そんな時、仙人と山姥など、笑いも誘いながら敷居を低くしてきたのかもしれない。
どんなことを言われても笑顔で続ける。そんな毎日を繰り返していたのかもしれない。
要は楽しかったのだろうし、いまも楽しいのだ。確実に作り出している未来が。

この10年以上思うことがある。何かに集中すべきではないかと。10年かけるべきだと。
これまでも一つのことを続けることはあったが、技を磨いていたにすぎないと思う。
場所を起点に、もしくは一つ事業を起点に、懸命になることを試してみたいのかもしれない。
もんもんとこれからの生き方を考える。そんな週末だった。さあ、どんな道を進もうか。