何かどうしても困った時に、最後に辿り着き、頼る場所。駆け込み寺のイメージだ。
飲むもの、食べるもの、寝る場所を提供してくれる。なくてはならない存在だ。
もちろん、常にという人もいるが、日常でこんな状況に置かれることはそう多くはない。
気持ちを整えて、次の一歩を踏み出すまで、心を休める場所。そんな意味もあると思う。
駆け込み寺は別の意味合いでも使われることがある。いわゆるよろず相談窓口だ。
〇〇領域のことだったら、なんでも相談できる場所。頼りになる場所という感じだ。
最近出会ったのは金属加工ならお任せあれ。自分でできないものは仲間に相談する。
なんとかして望みを叶えてしまうそんな中堅企業だ。創意工夫に満ちている。
なんでも相談して欲しい。これを言うのは簡単だ。でも、駆け込み寺には実績がいる。
でも、単に実績があるだけではダメだ。口コミが必要だ。良い評判が立つことがいるのだ。
口づてに本当に助かった。相談してよかった。生々しい話が至る所で。そんな状態だ。
この状況ができると、次から次へと相談が舞い込む。無理ですかねぇと、話がくる。
テレビで見たのだが、どこかの町で修理屋を営んでいる人がいる。凄腕の修理屋だ。
いわゆる昭和の家電をなんでも直してくれるという評判がある。腕だけではない。
修理に必要なパーツも事務所の中のそこかしこに置かれている。とんでもない量だ。
家電の蓋を開け、壊れているところを特定する。どこからともなく部品が出てくる。
一言で表現すると、突き抜けている。直感的にココに頼むのが良いと感じる。
次から次へと送られてくる動かない家電を生き返らせ、持ち主の元へ戻す。
涙の手紙が送られてきて、修理屋のやる気はどんどん上がる。挑戦を続ける。
まさに駆け込み寺だ。このくらい尖ると自然と頼られる存在になるのだと思う。素晴らしい。