インダストリー4.0、IoT、スマートファクトリーなどなど。デジタル化の話題は尽きない。
全ては見える化から始まる。今起きていることをどうデジタルデータに変換するかだ。
そして、それらの起きていることがどう変化しているかを時間軸に沿って記録していく。
人が側にいれば知覚できることや、場合によっては知覚が困難なことまで捉えていく。
工場に装置がある。その装置の見える化はどう進めるのが良いだろうか。
一番知りたいことは、いつ動いているかだ。しかも製品を作るのに役立っている時間が知りたい。
動いていても、暖機だったり、テストだったりしたら付加価値は生んでいない、準備の時間だ。
加工機なら、付加価値を生むのは加工時間。でも材料の取付時間も無くせない時間。それも加える。
どう加工時間と取付時間を測るか。センサーはたくさんある。カメラ、照度、マグネット、振動など。
取り付けるのに扉を開く。こんな作業があれば照度やマグネットが使える。
扉の動きで磁石がマグネットセンサーの上を通過する、照度センサーに当たっている光が扉で遮られる。
扉の開閉の様子を現場で見れば色々なアイディアが湧く。加工作業を邪魔しない形を選択する。
扉がない。でも人は作業する。これなら人の有無で取付・加工をしているかを判断する。
AIで動画に映る人を検知すれば、どの時間に人がいたかを簡単に記録できる。
人がスタートボタンを押してその場を離れる場合はどうするか。振動センサーか、カメラを使う。
加工機が動けば必ず振動が生まれる。その微細の動きを捉える。もしくは終了時に光るランプをカメラで見る。
もし、装置にPLCと呼ばれる制御装置がついていたら状況はかなり変わる。
PLCは装置についている部品の動きを統合的に制御している。その動きを記録していけば良い。
自動で扉があくならそのモーターに流れる電流か、扉の開閉を確認するセンサーの状態を見る。
正味加工時間はモーターへの負荷を測ればよい。あ、でも大事なことは、見える化して何をしたいかだ笑