法律の難しさを最近感じている。法律はとても数が多く、読むことはできない。
道徳的に、合理的に考えて問題なことは、読まなくても対応可能だと思う。
ニュースなどで取り上げられた問題はなんとなくそういうものかと記憶に残る。
でもそれ以外は考えて分かることには限界があるかもしれない。最近そう思う。
この辺りまでは良いだろうという感覚も危ない。ハラスメントとかもそうだ。
ただ、ハラスメントは世の中でいろいろ事例が公表されているのでまだ分かり易い。
経営リスクになると、問題は多岐に渡る。もちろん法務がいるので専門家に頼る。
そんな場合でも、人によって見解が異なることもある。こうなると大変だ。
リスクがあるのなら全くやらない方がいい。それはそれでやり方としてはある。
ただ、新たな価値を紡ごうとしている場合は、リスクを避けにくい。
例えば、ハードウェアの販売や利用を事業にする場合がそうだ。判断が難しい。
品質の保証をする必要があるが、どこまでを品質と定義するかが難しいのだ。
品質とは製品やサービスが使用目的を満たしている程度や度合いと定義される。
故に、顧客満足度と捉えることができる。そしてそれは使い方や用途で変わる。
つまりは、顧客次第のところがある。故に、使い方や用途を制限して事業にする。
その制限をしっかりと顧客に伝え、安全に使ってもらうことが大事になる。
ただ、どうしてもこの制限以外の使い方は保証できないとなる。
制限以外の使い方をどうしてもしたかったら、自己責任でということだ。
責任の所在を分けるには必要なことだ。でも自己責任なら敢えてやらなくてもとなる。
本当に難しい。どこが線引きかを決めにくい。どんどん縮こまって行かない工夫が必要だ。