分野間翻訳。

ある分野での会話の内容を、異なる分野の人に伝えるべく、一度抽象度を高めて一般化した上で、その異なる分野の具体に落として、手触りをもてるように伝える翻訳のこと。

数十年以上にわたって、効率化を進め生産性を高めるべく機能別に専門性を高めた組織がそれぞれに与えられた役割に集中するという分業体制が取られてきた。

その間、それぞれの専門分野の専門性は高まり続け、分野を跨いだコミュニケーションが、同じ日本語であるにも関わらず難易度の高いものになってきた。同じ会社ならまだ良いが、産業を跨ぐ場合にはこの傾向がさらに顕著になる。

こうした状況の中で、分野を跨ぐ人材をつなぎ、新たな価値を創出する際に役立つ能力。