時間を決めてやる。

色々な仕事を同時にやる、しっかりとやるためにはどうしたら良いだろうか。
そんな問いをもらうことがある。同時にやると力が分散してしまうから困っていると。
答えは2つあると思っている。一つ目は時間を決めてやるだ。時間は短い方がいいと思う。
例えば、30分で徹底的に集中する。その間に生み出せる最高の答えを作るのだ。

30分たったら必ずやめる。そこでズルズル続けては意味がない。答えを出さないのもダメだ。
必ず人に伝えられる現時点での答えに仕立てあげることが何より重要だ。
このやり方のメリットは、まずは短い時間なので確実に取れること。其々の仕事が進められる。
それから調べすぎを無くせることだ。調べすぎるとどんどんガッカリした経験はないだろうか。

世の中には既に確立した事業があり、その事業と対比ばかりだと、自らの事業の良さが見えなくなる。
考える前から、敵わないと想い、思考停止するか、真似ばかり考えるようになる。
すると、その事業が追求したい本質が見えなくなり、対比した事業の土俵へと吸い込まれていく。
そうなると新たな事業など生み出せるはずがない。ベンチマークより本質の生み出し方を先に考える。

30分だと、情報集めには15分使うのが最大だ。経験値が上がってきたら最初の5分でもいい。
なるべく早く答えの目を紡ぎ出し、その答えをどう膨らますべきかを考えるのに時間を使いたい。
答えがある程度膨らんだら、その答えが通じるかを検証するために情報を集めていく。
そのタイミングで、対比していた事業との差異が明らかになるし、全く別の事業との類似性も見える。

そうか。これが今考えている事業の進むべき道だと気づく瞬間だ。30分3回くらいで到達したい。
30分3回を使って、答えの解像度が上がっていく。途中で人に話すことも大事だ。一気に進化する。
人と話すと自分の考えの漏れや、整理の仕方のわかりにくさが如実に分かる。伝わらないからだ。
相談しようではなく、自分の答えが伝わるかのテストと考えるのが良い。あ、二つ目は明日にしよう。